000660_01

都会に住む人間は寿命が短いのか

先日ネットでこんな記事を目にした。
「都会の鳥は寿命が短い。なぜなら都会はストレスに溢れているから」というタイトルの記事で、

スウェーデンのルンド大学が行なった研究で、都会で生活するシジュウカラは若くして死ぬリスクが高いことがわかりました。若くして生活環境が都会化すると、鳥の発育の障害となり、余命を左右する可能性があるというのです。研究を率いた生物学者Pablo Salmón氏は、食べ物の豊富さなど都会生活での利点を踏まえた上で、細胞の老いの早さなど、ストレスによる不利益の大きさの方が多いと指摘しました。都会で鳥が受けるストレスとして考えられるのは、騒音や光害、人間に近すぎる生活など。

というような内容。あくまで鳥のシジュウカラを対象にした研究で人間の話ではないのだけど気になった。ので、いろんな条件を差っ引いて簡単に手に入る統計データを使ってグラフを作ってみる。
(d3.jsが久しぶりに使いたかったという理由も。久しぶりすぎて混乱した。)例によってさわるとちょっと動きます。

東京・埼玉・千葉・神奈川の1都3県、250の市区町村、人口165人の青ヶ島村から83万人の世田谷区までを、横に人口密度、縦に平均寿命をとってプロットした。

結論から言えば、都市に住んでも早死にしない。というかむしろ、都市に住んだ方がちょっと長生き、という結果が。人口密度と平均寿命の相関、男性が0.14、女性が0.27。女性に関してはけっこう正の相関が強いような…。

鳥みたいに同じところにずっと住んでるわけでもないし都会で働いて田舎に帰る人もいればその逆もいるだろうから、もちろんこのデータをもって云々ということはないにしてもなかなか面白い。

データ元は、厚労省の生命表と、総務省の人口動態、統計局の面積(統計局にも人口データがあった…)を使用。(最新の生命表に合わせて他のも平成22年のデータ)